特集!!!
野呂陽平
『Tora! Tora! Tora!』
編集 仕方ない男の妻
 BYBのフランカーは『狂気』こそ命の特別なポジション。矢野陽平、堤裕雅、鈴木明彦…。今、歴代の中で一番シコい男・野呂陽平、燦然と輝く猛者たちに挑まんとする男がいる。
 野呂陽平、19歳。171cm、70kg。低く、シコく、激しく、逞しく。誰にも負けない大きなハートで。2006年、弾丸タックラー、いざ出撃。

―夏合宿もとうとう始まったけどチームの状況はどう?

ケガ人もいますけど、みんな切磋琢磨して試合に出るよう、試合に勝てるよう練習に取り組んでチームの雰囲気は非常にいいと思います。

―木村は全体を見ている感じ?全部一人でやるのではなくて?

そうですね。BKのことは、今週だったら西野さんが中心になってやってますし、FWは松野尾さんがスクラムを中心に見て、気がついたことは僕にもどんどん言ってくれという感じで。全部木村さんに任せてしまうと、みんな聞くだけになってしまいますから。そういう意味では、自分もやりやすいです。

―最初にFLででた生田戦では相当不出来だったけれど、その後よくなってきていると感じるのは、具体的にはどのあたり?

いままでBKだったのでFWの知識は無かったんですけど練習していくうちに段々とプレーを覚えていったのと筋トレを地道にやってきたことあたりですかね。

―自分自身のここまでについてはどう。思い描いていたような形できてる?

前期の最後に怪我した肉離れがまだ治ってなく、完全な状態で試合に出ることができていないので、一番足りない経験を得ることが出来ていないので思い描いてた形ができてないですね。

―合宿前のオフはどんな時間を?

普通に実家帰って旅行いったくらいっすかね。

―旅行はシンガポールへ?

それはもうオカジさんと2人で。

―基本的にどんな話を?

いやぁもうほぼ無言ですね。現地の人と話した時間の方が長かったんじゃないっすかね。

―体の質は変わってきてる?

髪質は結構かわりましたね。

―この夏一番意識しているテーマは?

秋の大会で試合に出れるようすることですかね。

―それはやっぱりオカジマをひきずりおろすってこと?

それはちょっとキャパ越えですかね。

―ここで去年を振り返ってみると?

去年はまだBYになじんでない感じだったので、今年はよくお酒も飲んでおもしろいっす。

―昨年はリザーブに入ったり入らなかったり。自分に足りなかったものって?

甘えです。自分の中で甘えてる部分があったんですよ。Bで出られているからいいじゃないか、翔太郎はサイズがあるし、密集戦で負けてもしょうがないかなというのが、どこかに。でも今年になってからは、自分でやらなくてはいけないし、密集戦だろうが何だろうが、翔太郎にもズッキーさんにも、オカジさんにも勝たなくては試合には出られないという意識を持って。デカい奴を使えるところは使って、自分はうまくやるというのもありますけど、やっぱり1対1で負けてたらAチームではやっていけない。だからウェイトトレーニング意識的にやるし、自分からボールももらいにいくし、タックルもいい形で入れるように自分から。そういう積極性をイメージ、意識するようになりました。それが練習では形になってきているので、あとは試合に出せればなというところですね。

―やっぱエイトの尾見ってやばい?

やばいくさいっす。

―あっやっぱり・・・

内緒ですよ。笑

―木村には何か言われてることってあるの?

やっぱり合コンを早く開けってことっすかね(ガチ)最近は特に。プレー面ではとにかく怪我を治して試合にでろってことっすかね。

―逆に同期の中では誰が引っ張っていくって感じを出してるの?

やっぱ一番長く生きてる長澤っすかね。笑

―あいつのリーダーシップって?

妄想の中では1年を何度も合コンに連れていき、2年には頼られ、3年にももちろん頼られ、4年とはガチで語りあえる、イジリイジラレの男っすかね。

―最後に一言いい?

木村さん西野さんの今までの努力に応えられるようにチーム一丸となって優勝目指したいっす!

8月29日 菅平桑田館にて
インタビュアー 妻
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